円応寺（えんのうじ）
概要
総門
建長寺から鎌倉方面へ５０ｍ程。道路を挟んで反対側にある。
拝観料は、２００円。開門は９時から１６時（冬期１２から２月は１５時半）。
駐車場はありません。
本堂
総門をくぐってすぐ前に香炉をはさんで本堂になります。お香の香りが神妙に感じます。
本堂には、鎌倉時代に流行した十王思想に基づいた、
死後の裁判を司る十王像が安置されています。
梵鐘
右手には梵鐘があります。境内はこじんまりとしていて、
一通り見渡せます。ちなみに、左手は、墓域になっています。
閻魔大王
本尊の閻魔大王像は、国の重要文化財で鎌倉時代の仏師運慶の作と言われています。
頓死した運慶は閻魔大王の前に引き出されましたが、閻魔様から「本来地獄に落ちるべきだが、
汝が我が姿を彫像し、その像を見た人がよいことをするようになるなら、汝を娑婆（しゃば）に
戻してやろう」といわれ、現世に生き返らされた運慶が彫刻したと言われています。
運慶は生き返った嬉しさのあまり、笑いながら像を彫ったので、どことなく笑ったような閻魔様
になっています。このことから、「笑い閻魔」とも呼ばれているそうです。
以下の仏教における懺悔文を閻魔様の前で三度となえると、今まで犯した罪がすべて許される
そうなのでお試しあれ。
我昔所造諸悪業（がしゃくしょぞうしょあくごう）
皆由無始貪瞋痴（かいゆうむつとんじんち）
従身口意之所生（じゅしんくいししょしょ）
一切我今皆懺悔（いっさいがこんかいざんげ）
堂内配置図
注）左回りにクリックしていくと、流れがわかりやすいです。
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