秦広王
死者は冥土におもむいてから、七日ごとにそれぞれの王の裁きを受ける。
秦広王は初七日。不動明王の化身で殺生の罪を問いただす。
人がこの世に生れ落ちると、左右の肩に「倶生神」が一神ずつ宿ります。
一神はよき事のみを、他の一神は悪しきことのみを一生涯監視しています。
秦広王は倶生神の報告に基づき、亡者の生前の行いをすべて取り調べ、右手に持つ筆で帳面に記録します。この帳面は順次「閻魔大王」へと引き継がれます。ゆえにこの帳面を「閻魔帳」といいます。
亡者は、秦広王の取調べの結果により、三途の川のどこを渡るかが決まる。
円応寺のページ
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