外山

輪王寺や東照宮の鬼門にあたる方向にある、きれいな円錐形をした小高い山。
標高８８０メートルで、わりに短時間で登れるが、
山頂からは、日光市街、鳴虫山、女峰山の眺望が気持ちよい。

２００３年８月３日、１０日、１６日、２０日

登山口へ向かう途中、住宅街からの外山の概観です。
写真は、ちょっと近すぎてわかりにくいですが、きれいな円錐形（三角帽子形）をしているので、すぐにわかります。

外山キャンプ場の案内に従い、稲荷川沿いを緩やかに登る。右手の保養所「つがのき」のある角の次の角を右に曲がる。
住宅街の中をまっすぐ進むと、突き当りが外山参道の入り口となる。

登山口近くには、鳥居があります。
一の鳥居から三の鳥居まで、立て続けに迎えてくれ、登山というより、参拝の雰囲気を盛り上げていくれます。
少し離れて、四の鳥居があります。このあたりは、まだまだ、登山道の入り口付近です。

山の中腹までは、写真のような、きれいに管理された杉の林の中をジグザグに登って行きます。
休みを取るような平らな場所はあまり無いのですが、足を止めてみると、杉林を上ってくる、すがすがしい風がとても心地よかったです。

頂上が近づくと、鉄柵のあるジグザグの急な上り坂になります。
鉄柵は、特に、下るときに、強い味方になってくれます。

鉄階段を登ると毘沙門堂に出ます。まずは、お参りから。
堂の前は南側が開けていて、日光市街、鳴虫山が見渡せます。
裏手には、簡易トイレがあり、紙までしっかり備え付けられていました。ありがたい。
　　→外山毘沙門堂について

毘沙門堂から日光市街方面の展望です。
大谷川とＪＲ、東武日光駅周辺の町並みが一望の下に見渡せました。

毘沙門堂から鳴虫山方面の展望です。
日光市街をはさんで、南側の対岸にそびえる鳴虫山がよく見えました。

毘沙門堂の背後に回り、少し登ったところが、外山の山頂です。
標高８８０．１メートル。
三角点の周囲には、数体の大黒天などの石仏や石祠が祭られている。

外山山頂から北方向、女峰山、赤薙山、霧降高原方面の山なみが展望できます。
が、あいにく、頂上は雲の上に隠れてしまっていました。残念。
下山は、ジグザグ連続下降になりますから、ひざや腰に負担が来るので、ゆっくり降りていきましょう。

ルート	神橋バス停→登山口→外山山頂→登山口→神橋バス停
適期	４月～１２月中旬
体力度	○（但し、登りの連続で息つく暇なく、あなどれない。）
技術度	□（道は明瞭。鉄手すりがあるところもある。）
最大標高差	２８５メートル（神橋～外山山頂）
参考タイム	バス停－１５分－登山口－４５分－外山山頂－３５分－登山口－１５分－神橋
アプローチ	バス：東武日光駅より東武バス湯元温泉方面行きに乗り、約５分、「神橋」バス停下車。車：神橋方面から、稲荷川橋を渡りきったすぐ左手の河原に駐車スペースがある。