一遍（いっぺん）
１２３９年〜１２８９年。鎌倉時代の僧。時宗の開祖。伊予の豪族河野通広の子。初名随縁・智真。
はじめ延暦寺で天台宗を治め、１２５２年大宰府西弘寺の聖達に浄土教を学ぶ。
以後、善光寺、高野山、熊野などを巡拝して、他力念仏の確信を深め、名を一遍と改め、
勧進帳と念仏札を携えて、死に至るまで全国各地を歩き、２５０万人に結縁。
世に遊行上人といわれる。踊念仏を勧め、特に農民・漁民などに魅力があったが、
同時に禅的傾向も有していたため武士層も一遍に近づいた。
鎌倉では、光触寺に一遍上人像がある。
鎌倉に関係する人物
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